道場破り(俳優パロ)

俳優パロの世界にて、以蔵さんは大学を出てから龍馬さんを頼って上京するんだけども、実家を出る前の日の晩に両親に呼ばれてそこに座りなさい、て言われて。なんじゃなんじゃ、てとりあえず正座したらしんみょうな顔した両親に、

「あんたはこれかは芸能界という私たち一般人にはよくわからない世界で生きていく。私たちでは頼りにならないことも多いと思う。だからね、」 て口火を切られ。 わしは両親に恵まれゆうにゃあてしんみりしかけたところで。 真顔の両親に。

どんな些細な契約に見えても、絶対一度は持ち返って龍馬さんに見せておkが出てから署名しろと懇々と言い聞かせられる。それこそ夜を徹して。さもないとあんたのことだからモツを切り売りすることになるとか、海外に売り飛ばされるとか、散々言われた模様。

なので、以蔵さんは仕事の話がきて、いざ契約を、てなっても一度はその書類を家に持ち帰ってから判断することが結構知られるようになる。そこでドッキリみたいな番組で、「大型の美味しい仕事だがどうしてもこの場で判断してくれと迫られる案件」を岡田以蔵はどう処理するのか、て

モニタリングが行われて。一度持ち帰って、今日中には連絡しますき、て以蔵さんはいうんだけども、いやいや今ここで決めてくれ、て仕掛け人も引かない。そしたらちっくと電話えいですか、て以蔵さんが言って、一度部屋を出て、すぐに戻ってくる。

もしかして岡田以蔵は専属の弁護士でもついてるのか? 事務所に電話した風ではなかったぞ、て感じでモニタリングしてる側がザワザワしてる。その後も以蔵さんは興味がないわけではないけれども署名は躊躇う、みたいな態度でのらくらとして。もしや時間稼ぎか、と仕掛け人側が気づいた頃に、

息を切らした坂本さんがすっとんできて、モニタリングしてる側も、仕掛け人も目玉柄飛び出るほど驚く。まさか、今をときめく人気俳優呼びつけるとは思わないもんな。
「以蔵さんまだサインしてないよね?」
「おん」
「えいこじゃ」
「子供扱いすな」
足踏まれる龍馬さん。 駆けつけたのに足踏まれる。

詐欺系の落とし穴を説明していくつもりだったんだけど。しばらく目を通した後に龍馬さんが全部それをつらつらと読み上げていく。「ここ、おかしいですよね」て。で、「以蔵さん、僕呼んでくれて正解だよ。こんな契約書作る相手、真っ当なわけがない」てはっきり言う。

龍馬さんが立ち上がって以蔵さんを促して、以蔵さんもゆるりと立ち上がって、「そいじゃあ、わしらはこれでお暇させてもらいますう」て挨拶して。部屋から出たところで、種明かし。坂本さん契約関係お強いんですね、て番組スタッフたちに褒められて、いやあ、て照れ笑いする龍馬さん。

僕、そういうの好きでねえ、昔よく勉強したんですよ、てにこにこしてる。どっきりであり、本当の悪徳会社に以蔵さんが目をつけられたわけではないことがわかったので、身に纏う空気が柔らかになってる龍馬さん。その傍で以蔵さんは興味なさそうに欠伸したりしてる。

で。 「なあにが昔勉強してましたじゃ、おまんのは道場破りみたいなもんじゃろうが」 とか言い出すので、龍馬さんはあわあわするし、番組スタッフは「道場破り!?」て興味津々になる。

「ええとその、若気のいたりでね???」て困り眉で照れ照れあわあわしてる龍馬さんの傍で以蔵さんがしれっと、「こいたあ見た目が優男ろう、えいカモじゃと街中で声かけてきた詐欺師の類をそれはもう楽しそうに返り討ちにしてまわっちょったきの」 「せ、正当防衛だもん」

「自分が警戒されて絡まれなくなったらわしを囮にもしたろうが」「(そっと目をそらす)」最初は本物の悪徳商法の手口が知りたくて、声かけられたときにわざとカモのふりしてたんだけど、そのうち騙された知人の代わりにに交渉したり、証拠揃えて警察に突き出したりしてた模様。

ちなみに以蔵さんは、龍馬さんが相手を悪質だと判断してスイッチをいれる瞬間が結構好きで、こういかにも優男風のにこにこ笑ってる龍馬さんが、す、と一呼吸おいて目線をもちあげ、ぐ、と相手と視線をバチバチにあわせて「それじゃあお話聞かせてもらえますか?」って言うときの、

口元にほのかに浮かんだふてぶてしい笑みだとか、くろぐろとした目の奥に獲物を発見した肉食動物ぽい色が滲む感じだとかが見たくて囮になってあげたりしていた模様。以蔵さんは龍馬さんみたいに理論だててどこが罠なのか、どういう罠なのかを指摘することは出来ないけど、

「あ、こいつらわしをハメようとしとるな」っていうのはわりと感づくので、今回も様子がおかしいから龍馬を呼んどくか、久しぶりにあいつもやりあえて喜ぶじゃろ、ぐらいのノリで龍馬さんを呼び出した。

 

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