以蔵さんに告白したら霊基異常を疑われている龍馬さんの話
「のう、マスター」 それはある日のことだった。 食堂にて遅めの昼食を食べているところで、ひどく神妙な声と顔で呼びかけられてマスターははた、と居住まいを正した。 向かう先にいるのは、和服の上からインパネスコートを着込んだ男だ。 岡田以蔵。 日…
龍以SSカルデア軸,龍以
薙刀
「ほいじゃあ、やろうか」「おん」 二人はそう言葉を交わして対面にす、と腰を落とす。 日頃は白の海軍服に身を包む龍馬も、今は袴姿だ。 互いに構えるのは木製の薙刀と竹刀。 あくまで模擬戦、本気で命をやりあうつもりはない。 静かにその場に腰を落と…
龍以SSカルデア軸,死して,龍以
ヒトガタカタパルトのその後
以蔵をぶん投げた後は振り返りもせずにすっ飛んできたお竜は、べろんべろんと龍馬の傷を舐めたくって癒やす。 純粋に怪我を癒やすというだけでなく、同時に解呪もしてくれているのか、霊基の軋むような不快感が少しずつ薄れていくのに龍馬はほうと息を吐い…
龍以SSカルデア軸,死して,龍以
ヒトガタカタパルト
遠くで星のようにちかりと何かが瞬いた。 それが遥か遠くより、マスターを狙い撃つ呪詛が放たれた残滓であると理解した時にはもう龍馬の体は動いていた。「マスター!」 何が起きたのかわかっていないように瞬く子どもの前に身を躍らせ、肩を抱いて引き寄…
小説 龍以SSSS,龍以